Yu君がお母さんのMaさんと哲学クラスにやってきました
何の話からだったか その流れを覚えていないのですが
画数が多い漢字 という話題になりました
私はその時 漢字の話をするつもりはなかったのですが
興味を持ったYu君が 早速「調べてみる!」
と目を輝かせたので 任せることにしました
そしてこんな漢字をインターネット上で探してくれたのです
Yu君「これ ほんとに使ってるのかな〜 なんか漢字って自分で創ってもイイんじゃん」そこで 今のYu君の気持ちはどんなかな と問うと少し前に話題にしていた「やさしさ」の優の漢字も気になったらしくそれも加えて こんな漢字を組み立てて見せてくれました
で その心は? と問うと
今ね 楽しい でしょ?
考えてるんだけど
遊んでるみたいでしょ
それから優しいのがいいな
って心で思ってるから
だそうです
ちょうどその後に習字クラスに来られた三人が
Yu君の様子を観ていたので 私は
「今日は Yu君みたいに漢字を創ってみましょうか」と提案しました
Yoさんは先月親子三代7人との新たな暮らしが始まったところです
互いの異なりを認めつつ 穏やかで笑いに溢れた日々であるように
Haさんは毎日が朗らかな気持ちで過ごせるように
Naさんは奥多摩の自然を感じたい
とそれぞれまず単品の漢字を挙げてみて
それを試行錯誤して組み合わせてみました
その日の夜 Yu君のお母さんMaさんからメールがありました
由紀子さん
今日はありがとうございました。
(教室のある世田谷区)祖師ヶ谷大蔵のカルディに、 写真に添付した麺が売っていました。
画数がすごいです。
「お店の人 何度も書く練習したのかね」とYuと言いながら帰りましたとMaさん
そのシャメにそそられて調べてみると
中国の中央部にある陝西省で食されている「ビャンビャン麺」という伝統料理専用の漢字です。ビャンビャン麺は、麺の幅を2~3cmに薄く伸ばした日本のきしめんのような食べ物ですが、麺の長さは1mある場合もあるという特徴があります。
58画あるこの漢字は「ウ冠」と「しんにょう」の間に
月や言、馬、心など複雑な構成をしています。
この字は20世紀以降に見られるようになったため、
新しい字であり、用途が「ビャンビャン麺」専用のため、
使用している地域も限定的な漢字です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ビャンビャン麺
だそうです
Yu君の好奇心のおかげで
みんなが楽しい体験をすることができました
Yu君は
「学校の習字じゃ無くて こんな字を書きに
由紀子さんのとこ来たいな」と言ってくれました
そんなYu君 大歓迎です
それにしても知らない ということを知っていると
さらにさまざまな知らないことに出会えます
? から ! へ また ?? から !! へ
さらに??? から !!! へ
そんな学びの場を教室への参加者といっしょに
創っていきたいと願っています